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2011.06.10

映画|SUPER 8/スーパーエイト

Super8 J.J.エイブラムス脚本・監督のSFジュブナイル。1979年夏。オハイオ州の小さな村の近郊で起きた貨物列車の脱線転覆事故。偶然その現場を目撃した少年たちが、政府の隠蔽してきた重大な秘密に関わる事件に巻き込まれて行く。製作にスピルバーグが関わっているのだが、内容的にはまさに『未知との遭遇』と『E.T.』に、『グーニーズ』などの要素が加わったような物語。懐かしの1980年代SF映画の臭いがプンプンする映画なのだ。スピルバーグ映画へのオマージュと紹介されそうな映画だが、僕はこれをスピルバーグ映画のパスティーシュとして観た。主人公の家庭が片親だったりするのも、いかにもスピルバーグ映画なのだ。映画のメインビジュアルは『未知との遭遇』に似ているし、「僕たちは、ひとりじゃない。」という映画のコピーも、『未知との遭遇』の「宇宙にいるのは、われわれだけではない。」をもじっているようで、現役スピルバーグ世代の僕としてはついニヤニヤしてしまう。僕はこの映画に登場する少年たちと、まさに同世代なのだ。6月24日公開、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。

(原題:Super 8)

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映画|復讐捜査線

Fukusyusousasen 2002年の『サイン』以来8年ぶりとなるメル・ギブソンの主演映画。目の前で娘を殺された刑事トーマス・クレイブン。犯人は彼を狙って娘を誤射したと考えられたが、トーマス本人にはまるでピンと来ない。犯人はむしろ最初から娘を殺すつもりだったのではないか? トーマスは娘の所持品から、少しずつ娘の関わっていた大きな陰謀をあぶり出して行く。主人公にとって敵か味方かよくわからない「揉み消し屋」を演じるレイ・ウィンストンがいい。原作はBBCで1985年に放送されたミニシリーズ「刑事ロニー・クレイブン」で、テレビ版を監督したマーティン・キャンベルが今回の映画も監督。つまりこれはセルフ・リメイクなのだ。テレビ版は未見。映画は物語のスケールが大きくなる割には、物語の中心が「主人公と娘」の関係の中で完結しているためやや小粒の印象。しかしこのパーソナルな視点が、映画の最後に暖かい余韻を生み出す。7月30日公開、新宿ミラノ。

(原題:Edge of Darkness)

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映画|ハウスメイド

Housemaid キム・ギヨン監督の『下女』(1960)をリメイクした作品とのことだが、僕はオリジナル版を未見。ネットでオリジナル版のあらすじを調べた限りでは、裕福な家の妻が妊娠し、そこに雇われた家政婦が家の主人と関係を持って妊娠し、彼女は強引に流産させられ、彼女は一家に復讐する……というストーリーラインは同じ。ただし雇われる家政婦の性格付けや、一家の家族構成、物語の視点の置き方などはだいぶ異なっているようだ。家政婦役のチョン・ドヨンと家の主人役のイ・ジョンジェのラブシーンはかなりエッチで、ここに描かれる親密さと、表向きのよそよそしさのコントラストが生み出す「欺瞞」こそが、この映画のテーマにつながっていく。一家の中に隠されているウソを、家政婦の存在が暴き出して行く。そのウソを体現しているのがユン・ヨジョン扮する先輩のメイド。彼女が家を出て行ったとき、この一家の生活は完全に崩壊してしまうのだ。8月公開、TOHOシネマズ シャンテ。

(英題:The Housemaid)

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2011.06.06

映画|人生、ここにあり!

Jinkoko 急進派の労働組合員ネッロは所属組合の中で存在が浮き上がり、左遷同然にとある小さな組合の世話役を命じられる。それは精神病患者たちの作業所だった。形ばかりの手間仕事をこなし、わずかな福祉予算のおこぼれに預かる作業所の人々。ネッロはここで強力な組合を組織し、患者たちに「本物の仕事」と「正当な報酬」を与えることに情熱を燃やす。始めた仕事は建築現場の床張り。おぼつかない足取りで始まった仕事だったが、ふとしたことから廃材や端材で床にモザイク画を描く技法に目覚めると、新しい組合には次々に注文が入るようになってくる。しかし仕事が増えると問題も明らかになる。彼らは服用している薬の副作用で、作業が短時間しかできないのだ。ネッロは医者に掛け合って、投薬量を減らしてくれるよう交渉するのだが……。実話をもとにしたドラマで、全体としてはコミカルなのだが、要所にホロリとさせるところがある。イタリアで1年以上のロングランになったというのも納得の面白さ。

(原題:Si può fare)

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映画|スーパー!

Super 愛する妻をギャングに奪われた冴えない中年男が、手製のコスチュームに身を包んで悪と戦うコメディ映画。アイデアとしては『キック・アス』と同じなのだが、『スーパー!』に勧善懲悪のカタルシスはない。あるのは「正義に名を借りた暴力」の快感だけだ。その象徴とも言えるのが、エレン・ペイジ演じる主人公の押しかけ相棒ボルディー。ニンフォマニアでもある彼女は、セックスを求めるのと同じ貪欲さで殺戮の快感に浸る。しかしその末路は哀れだ。『キック・アス』もへんに配役が豪華だったが、こちらもこんな映画ですが豪華キャスト。主演のレイン・ウィルソンはあまりなじみのない顔だが、エレン・ペイジの他にも、リヴ・タイラー、ケヴィン・ベーコン、マイケル・ルーカーなど中堅どころのベテランがずらり。中でもケヴィン・ベーコンの上手さは光る。ちんけなチンピラではないけれど、超大物というわけでもないギャングの冷酷と悲哀。「自分の女が娼婦と間違われるとはなぁ」と悲しげに笑う表情ひとつで、この男の中にある純な部分がちらりと見える。

(原題:Super)

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