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2011.08.06

映画|劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル/海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船

Gokaijyaooo 日曜朝のヒーロータイム、「海賊戦隊ゴーカイジャー」と「仮面ライダーオーズ」の2本立て映画。ほとんどの映画館で3D上映なのに、今回出かけた映画館はなぜか2D上映のみ。映画館に3D上映の設備がないわけではあるまいに、いったいなぜだTOHOシネマズ錦糸町。映画を観ると3Dを前提とした奥行きのある縦の構図の絵が多く、これは3D上映用の付加料金を払ってでも3D版を観るべきだった。事前にきちんと調べておかなかったのが悪いのだが……。それにしても最近は3D映画がじつに多い。今後数年以内に上映される映画の7〜8割は3Dになるのではないだろうか。現状ではアニメやアクション・エンタテインメント作品に偏っているが、今後はドラマ作品も少しずつ3D化されるだろうし、2D・3D変換技術を使って、過去の名作名画も3D化されて行くと思う。話を戻して今回の『ゴーカイジャー』だが、ゴーカイシルバーが単独行動で冒頭とエピローグに出演するのみで、本筋のクライマックスにすら合流しなかったのが不思議。『オーズ』では「シンケンジャー」で腑破十臓を演じていた唐橋充が、ロッカー役でワンシーンのゲスト出演。

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2011.08.05

映画|ゴーストライター

Gostwriter 英国首相だった男の自伝執筆を依頼されたゴーストライターが、取材の中で元首相の過去に封印された秘密を暴き出してしまう物語。ロマン・ポランスキー監督のサスペンス映画で、元首相役のピアース・ブロスナンと、ゴーストライターを演じたユアン・マクレガーの対決が見どころ。フェリーが接岸するオープニングからぞくぞくするようなムードに引き込まれる。ブロスナンは先日観た『リメンバー・ミー』もよかったが、今回の役も大物政治家の傲慢さと繊細さを巧みに演じていて見応えがある。(小泉純一郎もこんな人なんじゃないかなぁ、というリアリティがあるのだ。)映画中盤から登場するトム・ウィルキンソンもくせ者だが、ジェームズ・ベルーシやイーライ・ウォラックといったベテランをワンシーンだけ使う贅沢さにもニヤニヤしてしまう。主人公が最初から最後まで「ゴースト」と呼ばれて名前がないのだが、このゴーストがいったい誰の幽霊だったのか……と思うと、最後にぞっとしてしまう。陽の光の当たるところに幽霊は出て行けず、消え去るしかないのだ。8月27日公開。

(原題:The Ghost Writer)

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映画|カンパニーメン

Companymen リーマン・ショック後の大不況でリストラされたサラリーマンたちが、なかなか進まぬ再就職の壁に七転八倒する物語。出演俳優が超豪華。ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、そしてケヴィン・コスナーも脇役ながら貫禄たっぷりのいい芝居をしている。ローズマリー・デウィットやマリア・ベロなど女優陣もいい。社員の首を切れば切るほど、会社の評価が上がって経営者の懐にはザクザクと大金が転がり込んでくるが、長年会社に貢献してきた社員たちはたちまち路頭に迷う。その温度差、その格差を、映画は冷酷に描き出して行く。物語としては会社をクビになった男が新しい仕事を見つけるという小さな話だが、映画が描こうとしている射程は長い。アメリカ型資本主義の歪み。夫婦や家族の関係。見栄を捨てられない男の悲しさ。もの作りを捨ててしまったアメリカ社会に対する異議申し立て。小粒だが充実感のある映画で、ここ最近観た映画の中では一番面白く、また身につまされもし、感動的な作品だった。9月23日公開。

(原題:The Company Men)

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2011.08.04

映画|ラスト・エクソシズム

Lastexorcism ルイジアナ州バトンルージュで小さな教会の牧師をしているコットン・マーカスは、敬虔な信徒たちに乞われてしばしば悪魔祓いの儀式を行っている。しかしその実態は、さまざまなトリックを使って超自然的な儀式を演出する心理療法に過ぎない。その実態を告白し、ドキュメンタリー映画として世間に暴露しようとするマーカス牧師は、悪魔祓いを依頼する手紙に誘われるまま田舎町の小さな農家に向かうのだが……。信仰を失いかけた牧師が、悪魔祓いの儀式を通して自らの信仰を取り戻す話という点では『エクソシスト』の正統なフォロワー作品であり、映画のオチは『エクソシスト』と並ぶ有名なオカルト映画と同じアイデアで、全体の演出は『ブレアウィッチ・プロジェクト』や『パラノーマル・アクティビティ』と同じフェイク・ドキュメンタリーのスタイル。疑似ドキュメンタリー風のホラー映画としては話がしっかりできているし、役者たちの演技も安定している。プロテスタント福音派牧師の悪魔祓いは、話としては聞いてもなかなか現物を目にすることがないので、それが映画の中で観られるのも面白い。10月8日公開。

(原題:The Last Exorcism)

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映画|はやぶさ

Hayabusa 小惑星イトカワから微量の物質を持ち帰った「はやぶさ」の偉業を映画化する話には映画会社数社が名乗りを上げたらしいが、堤幸彦監督が竹内結子主演で撮った20世紀フォックス作品が、完成した最初の映画になる。今後は渡辺健主演の東映版と、藤原竜也主演の松竹版が控えているらしい。今回のフォックス版は出来事を時系列に追っていく作りで、竹内結子演じる新人の広報担当が、いわば映画の案内役になっている。全体に淡々とした印象で、理系女子であるヒロインのサクセスストーリーもドラマチックに盛り上げることはなく、脇役に徹させている。竹内結子がナレーションで「はやぶさ君」の気持ちを代弁していたりするので、あえて主役といえばやはり「はやぶさ君」なのかもしれない。個人的にはもう少し構成に工夫があってもよかったように思うし、人物も変名にしてフィクションの人物だって入れたのだから、ドラマとしての一層の盛り上げがどこかにあってもいいと思うけど。でも「はやぶさ」の計画スタートからミッション終了までを、全体的に俯瞰するにはいい映画なのかも。モデルになっている人物が映画の随所に登場するのも見どころか。10月1日公開。

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2011.08.02

映画|プリースト IN 3D

Priest 人類とヴァンパイアが長年にわたる死闘を繰り返してきた世界。ヴァンパイアたちとの最後の戦いに決着を付けたのは、プリースト(神父)と呼ばれる戦士たちだった。だが人類世界を守るため戦ってきた彼らは、戦争が終われば社会の厄介者。しかしその世界に、再びヴァンパイアたちの危機が迫る……。物語のアウトラインは面白そうなのだが、内容が薄くてちょっとがっかりな映画。3D作品という売りがなければ、こんなものはビデオ市場に直行のキワモノB級映画だろう。ヴァンパイア軍団のデザインには『バイオ・ハザード』の影響を感じるが、姿形が既に人間ではなくなっているので、これはもう吸血鬼とは呼べないかもしれない。物語に決着を付けないまま映画を閉じてしまうのは続編を意識してのことか。しかしこれで続編を作るのは難しいと思うぞ。

(原題:Priest)

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映画|マーガレットと素敵な何か

Margaret ソフィー・マルソー主演の少しエキセントリックでファンタジックなドラマ作品。40歳のマーガレットは突然会社を訪ねてきた交渉人から、7歳の自分が大人になった自分にあてた手紙を受け取る。それはマーガレットにとって、ずっと封印してきた過去と向き合うことだった……。忙しい毎日の中で自分自身の夢や進むべき道を見失っているヒロインが、過去の自分と出会うことで本当に望んでいた生き方を手に入れる物語。話のアイデアは面白いと思うのだが、筋立てとしてはやや出来すぎの印象が強い。7歳の子供が40歳の大人のヒロインを振り回し、神様のように振る舞っている。個々のキャラクターは面白いのだが、役のポジションがいまひとつ不明確な感じ。そのことが結局、映画終盤でヒロインが選ぶ道を曖昧にしてしまっている。

(原題:L'âge de raison)

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