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2011.10.14

映画|家族の庭

Kazokunoniwa 『秘密と嘘』や『ヴェラ・ドレイク』のマイク・リー監督最新作。60代のトムとジェリーの夫婦宅を舞台に、そこに集う家族や友人たちとのつながりを1年という時間の中で描く。原題が『Another Year』で映画の最初が「春」から始まるので、この映画がそこから1年間の出来事を描くことになるという狙いはすぐわかる。季節ごとに、短く区切られた時間(数日か数週間程度)のエピソードを描いては、次の季節にバトンタッチしてゆく。春のエピソードでは話題としてしか登場していなかった息子が、夏のエピソードには登場する。夏のエピソードでは恋人がいないことを嘆いていた息子が、秋のエピソードで可愛い恋人を家族に紹介する。この暖かい家族の物語と並走するのが、結婚に破れ、その後も恋人に恵まれない20年来の友人メアリーのエピソード。順風満帆な人生と、何をしてもうまく行かない人生の対比。人生の明暗がくっきりと浮かび上がるラストシーンの残酷なこと!

(原題:Another Year)

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映画|ゴメンナサイ

Gomennasai 女性アイドルグループBuono!が初主演する学園ホラー映画。原作は日高由香の同名携帯小説(本としても出版されている)。原作者の名前と映画の語り手であるヒロインの名前が同じで、物語自体が「著者自身の体験した実話」という体裁になっている。原作は未読だが、映画は最初と最後にBuono!たち3人による作品紹介のプロローグとエピローグが付いている他、物語も3部構成。全体の半分がヒロインの少女の目から見た恐怖物語。その後の四半分が、呪いの脚本を書いた少女の日記。残り四半分がその後日談になっていて、これが映画のプロローグとエピローグに繋がっていくという仕掛け。映画の中身自体より、僕はこうした仕掛けを面白がっているので、それだけで1時間半はちゃんと楽しめた。恐いかと問われると別に恐くはないのだが、映画を観ていて「なるほどそういう仕掛けになってるわけね」という面白さはある。ただし仕掛けが全部わかってしまった後は、エピローグの長さが少々気になるけど。

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2011.10.13

映画|ラビット・ホール

Rabbithole 交通事故で幼い息子を亡くした夫婦が、苦しみながらその痛手を乗り越えて行こうともがく姿を描くヒューマンドラマ。主演はニコール・キッドマンとアーロン・エッカート。監督は『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル。交通事故による死は誰にでも起こりえるメロドラマ的素材だが、そこから後の話は人間の心の中の葛藤が生み出す悲劇になる。息子のことを思い出せば苦しみが増す。だから息子の面影をできるだけ早く家の中から消し去ってしまいたいと願う妻。一方で夫は息子の生きていた証を大切にしたいと願う。少しずつ広がって行く夫婦の間の溝。互いに愛し合い、どちらも同じぐらい息子を深く愛していたのに、喪失に対する態度で決定的に食い違ってしまう夫婦関係。もともと舞台劇で空間的な広がりがそれほど大きな映画でもないのだが、夫婦の心の中を深く掘り下げた密度の濃い映画だと思う。夫婦って何だろう、と思わされる作品。未婚のカップルで観るより、夫婦で観るといろいろ考えることも多いと思う。

(原題:Rabbit Hole)

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2011.10.11

映画|ひまわり

Himawari 1970年にヴィットリオ・デ・シーカが監督した戦争メロドラマ。戦争で引き離された新婚夫婦。夫はロシア戦線に送られて行方不明となり、妻は夫の帰りを待ち続ける。やがて戦争終了。雪解けムードの中で妻はロシアに渡り夫を探すが、彼はロシアで現地の女性と結婚して子供まで作っていた。衝撃を受けて帰国する妻。しかし夫は再会した妻の面影が忘れられず帰国を決意する……。15年ほど前に英語版のプリントを観たが、原語のイタリア語版をスクリーンで観たのはこれが初めてだろうか。吹替だろうが何だろうが内容は変わらないので、感動するポイントはほとんど同じ。駅のホームでの別れの場面が2度繰り返されるのだが、ロシアで夫の顔を見た瞬間に汽車に飛び乗り、客車のシートに崩れ落ちるように座り込んで号泣するソフィア・ローレンの姿を見るとやはりホロリとくる。ミラノの駅で別れるラストシーンは、背景に大きくオリベッティの看板があるのが気になったりして。オリベッティのタイプライターは憧れの的だった。今でも売ってるんだけど、今さら買う気にはなれないなぁ。

(原題:I girasoli)

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映画|クリスマスのその夜に

Xmasnoyoru クリスマスを誰とどう迎えるかをテーマに、複数の物語が同時進行して行くオムニバスドラマ。物語をエピソードごとに区切るのではなく、すべての物語を切り替えながら少しずつ前に進めて行く。この映画を一言で言えば、ハッピーエンドにならない『ラブ・アクチュアリー』だろうか。しかしクリスマスだからといって特別な奇跡が起きるとか、みんながハッピーになるとは限らないわけで、むしろクリスマス映画としてはこのほうが等身大の現実だろうか。クリスマスは華やかで、晴れやかで、それだけに、その華やかさや晴れやかさから疎外された者の持つ闇は深い。周囲の明るさと、心の闇の強烈なコントラスト。しかしそれもまた偽らざる人生。

(原題:Hjem til jul)

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