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2011.11.22

映画|月光ノ仮面

Gekkonokamen 芸人であり最近は俳優としての活躍が目立つ板尾創路が、『板尾創路の脱獄王』に次いで撮った監督第2作目。タイトルは『月光ノ仮面』だが、映画の最後には画面にでかでかと『板尾創路の月光ノ仮面』と出る。昭和22年の東京落語界が舞台。戦死公報が届いていたにもかかわらず、ひょっこりと日本に戻ってきたひとりの男。彼は戦前の東京で大人気を博していた噺家らしいが、当人は戦争ですっかり記憶を失っている。師匠は彼が記憶を取り戻す助けになればと、寄席の高座に少しずつ復帰させようとするのだが……。なんとも奇妙な映画で、話自体はわからなくもないが、なぜこんな事になってしまったのかがよくわからない。ベースにあるのは古典落語「粗忽長屋」だが、この映画に登場する人々は全員が揃いも揃って粗忽者ばかり。板尾創路と浅野忠信を、どうやったら見間違えるというのだ。しかしこの全面的にズレた感じが、この映画の面白さだ。師匠を演じた前田吟のとぼけた感じ、石原さとみの大まじめにボケているところがいい。笑える映画ではないが、奇妙な後味の残る映画だ。

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映画|運命の子

Unmeinoko 古代中国の史書に書かれ、その後もさまざまな形で脚色・劇化されている「趙氏孤児」を、『さらば、わが愛/覇王別姫』のチェン・カイコーが映像化した大作時代劇。宮廷闘争に巻き込まれて皆殺しにされた将軍一族の遺児を、我が子の命と引き替えに育てることになった医者の男。15年後、成長した子供は父や一族を殺した男に復讐する。2時間8分の大作だが、子供が生き延びるまでを詳細に描く前半1時間は見応え十分。後半は感傷的なメロドラマに流れているような所もあるが、主人公たちを単なる正義の志士とせず、敵役を単なる悪党にすることなく、人間的な陰影に富んだキャラクターとして描き出しているところが見どころ。ただし運命に翻弄される将軍の息子の影が薄くなってしまったのが、大きな弱点だと思う。本当はこの子供が後半の主役にならなければならないのに、大人たちの思惑であちこち右往左往させられるばかりだ。

(原題:趙氏孤児 Sacrifice)

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2011.11.21

映画|はさみ hasami

Hasami 理容美容専門学校で講師を務めるヒロインを主人公に、学校内で起きるさまざまなエピソードを綴っていく青春学園ドラマ。撮影に使われたのは東京中野にある窪田理容美容専門学校(劇中では学校名が変えてある)。撮影は校内や校外も含めて中野のさまざまな場所が使われているようで、生活感のある学内や街頭の風景が物語に奥行きを与えている。熱血講師を演じる池脇千鶴は物語の狂言回しで、彼女を中心にして何人かの生徒の物語がゆるやかにつながっていく構成。僕自身が分野は違えど専門学校出身だったこともあるし、専門学校で少し教えていたこともあるので、この映画に出てくるいろいろなエピソードは身近でリアルなものに感じた。大学乱立で学校を選ばなければ高校生は誰でも大学に入学できる時代だが、不況の今は二流以下の大学を出ても就職がおぼつかないのが現実だ。こういう時代だからこそ、職業訓練に特化した専門学校はもっと脚光を浴びてもいいはず。専門学校を舞台にした映画がもっと増えてもいいと思うんだけどなぁ。

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