映画|007 スカイフォール
ダニエル・クレイグ主演の007シリーズ3作目。シリーズとしては23作目だが、1作目の『007/ドクター・ノオ』が1962年製作なので、シリーズ誕生からちょうど50年目という記念すべき作品になっている。試写の前に「ネタバレはやめて」と配給会社に念押しされたが、こういうのは一体どこからどこまでがネタバレなんだろうか? 今回の映画では007の「老い」や「衰え」がひとつのテーマになっているが、報道によればダニエル・クレイグ本人も「ボンド役をやるには自分は年を取りすぎてきている」と言っているとのこと。それでもあと2作品の出演契約が残っているそうだから、最終的には50歳ぐらいまでボンドを演じるのだろうか。ちなみに歴代ボンドが正規シリーズの中で何歳までボンドを演じていたかというと、ショーン・コネリーは53歳(『ネバーセイ・ネバーアゲイン』でボンド役に復帰した時の年齢)、ジョージ・レーゼンビーは30歳(1作のみ)、ロジャー・ムーアは58歳、ティモシー・ダルトンが43歳、ピアース・ブロスナンが49歳といった具合。こうして並べると、クレイグが「もう次のボンドはない」と言うのも何となくわかる。ボンド役としては、引退してもおかしくない年齢なのだ。でもこの映画を観ると、次も必ず観たくなるよ。
(原題:Skyfall)
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