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2012.03.15

映画|別離

Betsuri ベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)と銀熊賞(男優賞・女優賞)など5つの賞を受賞したほか、世界各地の映画祭や映画賞で次々大きな賞を受賞しているイラン映画。アメリカでもゴールデングローブ賞とアカデミー賞の外国語映画賞を受賞している。2時間強の映画だが、離婚協議で口論する主人公夫婦の姿をとらえた冒頭のショットから、裁判所で裁定を待つラストショットまで、一瞬たりとも緊張感が途切れない。互いに愛し合っているであろう夫婦が、何度もやり直す機会を持ちながら結局は破局してしまう悲劇。そこにある愚かさに誰もが気づいているのに、それを改められない不条理。誠実に生きようとしながら、保身のために、あるいは相手を傷つけまいとして口をつく小さな嘘。しかしそれが周囲の人を傷つけ、自分自身を傷つける。個々の問題は小さなことなのに、それが重なり合って込み入った話になってしまう奇々怪々な現実。生活を律する宗教の存在。イランの普通の人々の暮らしぶりが、丁寧に描かれているという意味でも面白い映画。

(原題:Jodaeiye Nader az Simin)

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2012.03.13

映画|ジェーン・エア

Janeeyre シャーロット・ブロンテの代表作「ジェーン・エア」の映画化。過去に何度も映画化されている古典だけに、今回また映画化する意義が問われるのだが、古典を丁寧に映画化しているという以上の意味はあまり感じられなかった。細かなエピソードがぎっしり詰め込まれていて、いかにも長編のダイジェストという印象になっているのも気になるところ。例えば学校で親友が死ぬエピソードは原作では大切なものだろうが、この映画には不要かもしれない。物語のクライマックスであるロチェスターからの逃走から物語をはじめ、セント・ジョンに保護されてから回想シーンになるという構成。しかしこの序盤は時間があちこちに飛んでわかりにくく、話の流れもギクシャクしているように思う。せっかくジュディ・デンチが出ているのだから、このベテラン女優にもう少し見せ場がほしいとも思う。マイケル・ファスベンダーが演じるロチェスターが、複雑なキャラクターとして見事に仕上がっているのに比べると、ヒロインのジェーンには説得力がやや欠けるような気もする。

(原題:Jane Eyre)

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映画|ベイビーズ 〜いのちのちから〜

Bebes アメリカ、アフリカ、モンゴル、日本。別々の国、別々の文化の中に生まれ落ちた、人種も民族も異なる赤ちゃん4人を取材したドキュメンタリー映画。赤ちゃんが生まれてから、ひとりで歩き始めるまでの約1年ほどを取材している。ところ変われば赤ちゃんの育て方もさまざまで、おむつの当て方から既に大違いなのに驚かされる。この映画を観ると、「子育てに正解はない」ということがよくわかるはず。生まれたての赤ん坊を厚手のタオルでぐるぐるに縛り上げ、おむつも股に当てずに腰から下をぐるりと包み込むように布を当てるモンゴルの赤ちゃん。赤ん坊の頃から頭をツルツルにそり上げて、スキンクリームがわりに泥を塗りつけられるアフリカの赤ちゃん。赤ん坊が遊んでいる環境もさまざまなら、離乳食もいろいろだ。正直アフリカの子育ては僕にはもう理解不能。アメリカも日本とあまり変わらず面白味に欠け、結局僕にとって一番面白かったのはモンゴルだった。

(原題:Bébés)

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2012.03.12

映画|REC/レック3 ジェネシス

Rec3 スペイン製のPOVホラー映画『REC』は恐かった。しかし僕は2作目の『REC2』を観ていない。で、やってきたのが3作目。事前に『REC2』をレンタルDVDで観ておこうとも思ったのだがあいにくその時間が取れず、少し不安に感じながら試写室へ。しかしこれは全然問題なかった。『REC』や『REC2』と同時刻に起きている別の事件という設定なので、1・2作を観ていないままいきなりこの3作目から観ても構わないはず。しかし作品テイストのギャップを味わうなら、これはやはり1作目か2作目を観た上でこれを観た方がいいと思う。この映画はサム・ライミの『死霊のはらわた』シリーズみたいなものだ。僕は『死霊のはらわた』も1作目を観た後に2作目を飛ばして、3作目の『キャプテン・スーパーマーケット』を観た。1作目が低予算のシリアスなホラー映画だったのに対して、3作目は完全にコメディになる。本作と『死霊のはらわた』シリーズの共通点は多いので、比較すると面白いと思う。チェーンソーを振り回すのは一般的には『悪魔のいけにえ』なんだろうけど、男性主人公が甲冑を着込むのも含めて、これは『死霊のはらわた II』や『キャプテン・スーパーマーケット』だな……。いや〜、笑った笑った。久しぶりにこの手の映画を観て大満足なのだ!

(原題:[REC]³ Génesis)

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映画|カエル少年失踪殺人事件

Kaerushonen 1991年に韓国大邱で起きた小学生5人の失踪事件を映画化した作品。この事件は韓国でマスコミの脚光も浴びて、誰も知らぬもののない社会的大事件だったらしい。消えた小学生たちが最後に「カエルを捕まえに行く」と言って姿を消したことから、「カエル少年事件」などと言われているらしい。映画はテレビ局の敏腕プロデューサーを主人公にして、彼が埋もれかけていたこの事件に首を突っ込むところから話を始める。ソウルの本社で悪質なヤラセ番組を作り地方に左遷された主人公は、ここで事件の真相を暴く番組を作って本社に返り咲く手土産にしたいと願うのだ。彼と共に事件の真相を探る相棒となるのは、独自のアプローチから理知的に事件の隠された真実をあぶり出そうとする心理学者。彼らは証拠の再検証と独自調査の末に、それまで誰もが見落としていた意外な犯人像を割り出すのだが……というのが映画の前半。この前半に比べると後半はやや失速気味なのが残念。

(英題:Children...)

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