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2013.07.09

映画|野獣死すべし

13070901 大藪春彦の同名ハードボイル小説を映画化したものだが、同じ原作を1980年に松田優作主演で映画化した作品が有名だと思う。優作版『野獣死すべし』は間違いなく傑作なのだが、仲代版はそれとはまた違った凄みがあって強烈な印象を残す。この映画の伊達邦彦は、要するに生まれながらの人殺しなのだ。人を殺すことに何の良心のとがめも感じていない。松田優作版の伊達邦彦は内に宿る「狂気」によって殺人を合理化していたわけだが、仲代版の伊達にはその狂気が感じられない。しかし狂気なき殺人というのが一番狂っているわけで、その点ではこの映画の伊達邦彦は松田優作が演じた伊達の何倍もおかしな人間だ。松田版の伊達は、人間だった男が狂気の力を借りて人間以外の何者かになろうとしていた。だが仲代版の伊達はそもそも最初から人間ではない。根本的に立ち位置が違う異星人みたいな存在だ。それが怖い。ひどく怖い。

7月9日(火)新文芸坐

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