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2013.06.28

映画|ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界

13062802 1960年代前半(劇中に出てくるニュースなどから1962年だとわかる)のロンドンを舞台にした青春映画。子供時代を抜け出して少女が大人になっていく物語だが、この痛ましさには頭がクラクラしてくる。子供が大人になるというのは、結局「親が完璧ではないことを知る」「自分の住んでいる世界が美しくないことを知る」ということなのかもしれない。アレッサンドロ・ニヴォラが演じる大人になりきれない父親と、ティモシー・スポール、オリヴァー・プラット、アネット・ベニングなどが演じる大人たちの対比……。しかしアネット・ベニングは婆さんになったなぁ〜。婆さんになって迫力が増して、でもやっぱり美人だね。ヒロインを演じたエル・ファニングは、出演していた時点で役の年齢(17歳)より少し年下のはず。上手いなぁ。この映画を観ると、海外にもDQNネームがあるということがわかる。

(原題:Ginger & Rosa)

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8月公開 シアター・イメージフォーラム

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映画|キャプテンハーロック

13062801 松本零士原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」の3DCG映画。制作費27億円!(3,000万ドル)というのが売りだが本当だろうか。本当かもしれない。映像はかなりたいへんなものになっている。ただ最近のフォトリアリスティックなCGに慣れた目から見ると、ゲームのムービー画面みたいではあるけれど。しかし絵や声にはすぐに慣れる。今回の映画のためのオリジナル設定やストーリーも、まあ好き嫌いはありそうだけれど、僕自身は「ハーロック」にそれほど大きな思い入れがないので構わない。だがこの映画は、結末がどうもよくわからない。話として辻褄が合わないのだ。映画全体の構成もチグハグだし、ギクシャクしている。これは脚本をもう少し練った方がよかったような気がする。

(英題:Space Pirate Captain Harlock)

9月7日(土)公開

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2013.06.27

映画|処女の泉

13062901 娘が浮浪者たちに殺されたと知った父親が、復讐のため浮浪者たちを殺す話。結構残酷な話で、娘がレイプされるシーンや殺されるシーン、父親が浮浪者たちを肉切り包丁で突き殺す場面などは今観てもぞっとするようなリアリズムだ。たぶん当時の観客には、相当ショッキングな場面だったに違いない。浮浪者たちが殺した娘の衣服を剥ぎ取る場面や、娘を殺されたことを知った母が浮浪者たちを家に閉じ込めるためかんぬきをかける場面、さして罪のなさそうな幼い少年を、父親が怒りに任せて投げ殺してしまう場面など、印象的に残る場面は多い。少年が殺される場面は痛ましいのだが、これがないと復讐が正当なものに見えてしまう。復讐は必ず行きすぎるものであり、復讐は必ず虚しいものに終わる。それを象徴するのがこの少年なのだろう。「なぜ娘は殺されたのだ!」「あなたは見ていたのになぜ助けてくれなかったのだ!」と神に問いかけながら、しかしその神に自らの罪の赦しを請い、神の栄光を讃えることでしか人は生きられない。泉が湧き出るのはそんな人間に対する神の応答だが、なんというか、ひどく残酷な神だなぁ……。

(原題:Jungfrukällan)

7月20日(土)ユーロスペース

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04:10 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|第七の封印

13062901 タイトルの『第七の封印』とは、新約聖書のヨハネの黙示録に登場する。中世のヨーロッパを舞台にした寓話風の物語。十字軍の遠征から戻った騎士が10年ぶりに故郷に戻ったら、そこでペストが猛威を振るっていた。騎士を演じるのはマックス・フォン・シドー。この人、まだ生きているのが凄いな……。『野いちご』にもガソリンスタンドの主人役でワンシーンに出演しているのだが、この映画と『処女の泉』では主役になる。しかしこの映画の騎士以上に存在感たっぷりなのは、黒衣に身を包んだ死神だろう。このビジュアルのインパクトは凄い。『吸血鬼ノスフェラトゥ』に登場するドラキュラ伯爵などと並んで、映画史に残る姿だと思う。不気味な話で残酷なシーンもたくさんあるが、随所に出てくるユーモアにクスクス笑ってしまいそうになることもある。死神も笑いの対象だ。そういや落語の「死神」も、恐ろしさとユーモアがない交ぜになった存在だった。ちょうどあんな感じだ。最後に主人公が死神を出し抜くことが出来ず死んでしまうのも落語と同じ。

(原題:Det sjunde inseglet)

7月20日(土)ユーロスペース

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02:25 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック

映画|野いちご

13062901 高齢の学者が自動車で息子の住む町までドライブ。その間に若い頃に夏を過ごした家の前を通ったり、老母が住む家を訪ねたりしながら、自分の過去に思いを馳せるというロードムービー。過去と現在が白日夢のような幻想の中でつながり、また過去と現在とが呼び合うように悪夢が忍び寄る。この日は続けざまに3本のベルイマン作品を観たのだが、その中では唯一の現代劇。といってもここに描かれているのは1950年代だから今から半世紀以上も昔のこと。その映画の中で、主人公がさらに半世紀も前の過去を思い出す。思い出の中で、主人公は老人の姿をしている。思い出の中で過去に戻ろうとも、人は人生の「今この時」から自由になれない。

(原題:Smultronstället)

7月20日(土)ユーロスペース

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12:45 午後 | 固定リンク | コメント(0) | トラックバック